ややゆっくりしている温泉宿の朝を過ごしてスタート。まず近くの須川宿跡に行ってみる。
再整備された町並みらしいが、ところどころ雰囲気を残す家もあり、散策するにはいいところ。
旧街道から国道に戻り、相俣ダムへ。昔の猿ヶ京温泉はこの下に沈んだらしい。
近くの相俣宿跡は数軒それっぽい建物がある。
猿ケ京関所跡もすぐ。
関所周辺に旅館街があるが、旧街道に行ったところにも旅館街がある。その旧街道をずっと進んでいくと遊歩道が整備されている。が、舗装ではなくしかも一気に下っているので回避しようとしたが、国道に抜けると思われる道は草ぼうぼうで、進めそうもない。ではと遊歩道に行ってみると、想定以上に下る。当然その後は厳しい登り。
なんとか元の国道に戻る。安心しきっていたのか、吹路宿は通りすぎてしまう。すぐに県道261号に入るが、この先通行止めの表示などがあって不安になり戻り、国道経由で次の永井宿に。それっぽい建物があって、ここも各戸が昔の屋号を掲げている。
あとは峠まで国道をひたすら登っていく。旧道は山の上だけど、今回は山サイの装備ではないので当初の予定通りパス。古い車道だけあって勾配は緩やかなのでゆるゆると登っていく。やがてトンネル到着。
ここからは一気に下って苗場へ。昭和の終わりから平成のはじめにかけてたいそう繁盛したところだが、今は寂しい。浅貝宿だったところだが、本陣跡に近代的なホテルが建っているくらいしか名残がない。
もう峠はないと思っていたら火打峠なる峠が。川沿いを回避する道に峠と名前が付いているのかと思っていたが、地図を見返すと尾根を一つ越えていた。
下って二居宿。いくつか雰囲気を残す建物があるが、昔からのものは富沢家のみ。
二居峠はトンネルを通過。三俣宿では池田家の建物が残っている。
集落の端っこに道の駅みつまた。使えないサイクルラックが設置されていた。いや、軽そうだから使うときに動かすという前提かも。
ここのレストランで食事をしようかと思ったが、炭水化物メニューしかなかったのでパス。缶コーヒーのみで休憩。
次の柴原峠はトンネルを通過。ちょっと道を間違えたものの越後湯沢に到着。駅前の寂れっぷりは想定していたが、やはり食べるところがない。郊外型レストランくらいあるだろうと思ったが、それらしきものがないので地場のモール内のスーパーのぐち湯沢ハーツ店で惣菜を買ってベンチでいただく。イートインスペースがなく屋外のベンチでいただいたが、暑かった。食後、本日の宿を探す。想定していた小出あたりの宿が日曜日なのに埋まっている。やむなく小千谷で宿確保。
再出発。国道中心だけど、旧道をできるだけ通るようにする。旧街道部分はクルマが少ないし、信号が少ないし、適度にくねくねしていて飽きが来ないし、ツーリングのよろこびを感じられる道。ただ湯沢から先の宿場はほとんどが跡形がなく、道祖神とか地蔵とかが残っているのみというところが多くなるのが残念。
南魚沼市に入るあたりから田んぼが多くなる。
宿場の跡が感じられなくなる中で、唯一感じされたのが塩沢宿。当時のものが残っているんではなく、それっぽい町並みを新しく作ったものではあるが、うれしい。
旧三国街道は八色駅のところから県道128号線で栃原峠へ登っていくが、ここは回避して川沿いを通る。あとは宿場を確認したり、マンホールの写真とったりしながらもひたすら小千谷を目指す。
日が暮れた頃小千谷到着。宿場と城下町が離れているというのは珍しいパターンではなかろうか。
2日めのせいか、途中の押し担ぎが効いたのか、けっこう腿に来ている。
宿のランドリーは使用中だったので原信の隣のコインランドリーに行って、飲みに行って、出来上がった洗濯物を宿に持って帰って干して、もう一度飲みに出かけた。