三国街道1:高崎〜湯宿温泉

 三国街道ツーリング初日。

 始発の新幹線から乗り継いで、10時ちょっと前に高崎到着。

 まずは高崎をうろうろ。
 シェア自転車。広告が付いている。けっこう乗っている人を見かけた。

 柳町には元遊郭らしい建物が1つだけ残っていた。

 そのすぐそば。緑と同化しかけた緑色の自転車。

 その後は三国街道(旧R16)を北上。
 途中で見た自転車レーン。逆走を容認した形で注意喚起ペイントがあるのってどやねん。

 このあと早めの昼食。
 最初の宿場町金子宿で神保家大門。いいたたずまいだけど、草ぼうぼう。

 ちょっと丘を越えて渋川。川を渡って西へ。北牧宿跡は中央に用水路があって、それっぽい。

 が、ここで対岸にも宿場跡が表示されているのを発見。金井宿に行ってみるが、跡形なし。
 ふたたび渡って、中山峠への登り。が、いきなり直登。特に横堀宿のあたりが厳しい。宿場の伝統を継いでいそうな建物が何件かある。

 宿場を過ぎてしばらくするとくねくね道になり、勾配も穏やかに。やがてゴルフ場脇の中山峠に。

 一気に下って、道の駅中山盆地で休憩。

 中山本宿までいったん東に行き、戻って中山新田の平形家住宅。風格があって、保存状態もいい。各家の前に旧旅籠の屋号が掲げられている。

 ここからふたたび登り始める。勾配はゆるく、すぐに赤根トンネルが見えたので、旧道を通ることにする。が、いきなり急坂。さらに赤根峠方面と金毘羅峠方面との分岐を金毘羅峠に向かったところから急になる。たまらず一度休憩。それでも距離が短いのでじきに峠に到着。

 だが、本当の苦しみがこのあとに待っていた。下りは勾配が急で、カーブが多く、落葉や砂や小石や苔の路面で、ずっとブレーキを握りっぱなしの夏色状態。さらにいつまでたっても平地にたどり着かない。やっとで平地が見えたあたりで耐え切れず、一旦停止。握力を回復させる。
 休めばすぐに回復して、平地に降りてくる。最初の宿場は塚原。なんとなく雰囲気はある。

 このあとも下新田、今宿、布施宿と、「宿場の伝統を次ぐような建物が何軒かある」という宿場跡が続く。
 なんとか暗くなる前に宿に着く。

 湯宿温泉は静かな温泉。宿はほぼ貸しきりだった。

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