全日本選手権男子エリート

 朝は前日より少しゆっくりめ。エレベーターで一緒になったBSの選手に「そのワンピースポケットあるんやね」とかと話しかけた。後で知ったがこの12番の選手は鈴木龍だった。知ってれば「最近なんかでリザルト残してたよね(熊野で山岳賞)」とか「シクロクロス出とるよね」とかの話題もあったのに。

 リアルスタート直後に大きな落車が起きたとの情報がコントロールライン付近に流れる。追加リタイヤ選手として岡の名前が呼ばれた時は大きなため息が広がった。
 1周めから容赦なくフィルターがかかる。有力チームでも登れないスプリンターはいきなり切れる、って黒枝兄のことやけど。
 その後の展開はシクロワイヤードの記事をどうぞ。
www.cyclowired.jp

 まあ誰が見ても別府の力は歴然だったけど、一瞬の不調と落車で優勝には絡めず。
 畑中の逃げ切りは、途中で1人になったことがプラスに働いたと思う。これが3、4人の集団だったら後ろも気合を入れて追っていただろう。1人になったことで集団が畑中を甘く見てしまった。というか、集団の想定よりも畑中がずっと強かった。
 最終周回、シマノの2人と別府が奇跡を目指して前を追ったわけだけど、ここに小林が入らなかったのが残念。作戦なのかアクシデントなのかはわからんけど、優勝するための唯一のチャンスだったのに。

 表彰式を見て、八戸駅へ戻り、レンタカーを返して、新幹線で京都へ。意外としんどくなかった。

 帰宅後、オークションで落札したステムをファミマで受け取り。

全日本ロードU23、W

 会場に近い駐車場は7時30分の交通規制までに入らなければならないということで、6時半の朝食開始後すぐに食べて、宿出発。カーナビゲーション任せで20分ほどで到着。注射して歩き始めると土山さんと遭遇し、情報交換。その後スタートゴール地点へ。その後もだいたいその周辺で観戦。

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八戸へ移動

 全日本自転車競技選手権大会ロード・レースに向けて移動。伊丹から青森空港まで飛んで、バスで青森へ。青森市内を遊郭跡を巡ってうろちょろした後、在来線と新幹線で八戸へ。駅前でレンタカーを借りる。ホームセンターで麦わら帽子を調達し、八戸の遊郭跡を探索。

 小中野の旧地の浦町の転業旅館と思しき旅館の前でユーラシアの選手がローラー台を回していた。今大会のユーラシアの宿舎なんだろう。この旅館、ある遊郭跡巡りサイトで「どうひいき目に見ても廃業しているようにしか見えない」と評されていて、見た感じまさにそのとおりなんだが、実は営業していたと。チームユーラシアの情報収集力すごい。

retro.useless-landscape.com

 その後は宿のアパホテルへ。アンカーが同じホテルだった。チェックインしようとしたらこの日の個人タイムトライアルで優勝した西薗良太がインタビューを受けていた。

 夜の街へ出ようと部屋を出ると廊下に西園が。「おめでとう」と声をかけたら「ありがとうございます」と返してくれた。
 1階に降りると竹之内悠がチェックイン手続きをやっていた。

doroyamada.hatenablog.jp

全日本自転車選手権ロードレースの複数階級を制した選手

 まとめてみたいと前から思っていたけど、公式サイトに歴代の優勝者が掲載されているので、まとめてみる。「-」はそのカテゴリーが開催されていなかった年代。

氏名 エリート U23 U19 U17
西谷泰治 2009 2002 -
別府史之 2006、2011 2003 2001 -
土井雪広 2012 2000 -
新城幸也 2007、2013 2005、2006 -
平井栄一 2009 2008 -
黒枝士揮 2009 2008
松本祐典 あと2回 2014 2012
沢田桂太郎 あと4回 2015 2014

 野寺がエリートとU23勝ったと思っていたけど、U23は勝っていなかった。

 女子は該当なし。

全日本ロード展望

 恒例のやつ、やっとこう。

U23

 今年は日大が強い。岡本、草場、沢田を中心に粒揃い。学生で対抗するのは明治の松本、野本。あとはシマノ横山、Ventos大前、AIXOIS石上、産大中井あたり。鹿屋はツアーオブジャパンでも成長を見せたエースの山本とスプリントのエース黒枝が学生選手権にエントリーなし、黒枝は教育実習で、たぶん山本も同様。つまりは十分なトレーニングができていない。4年前の大分全日本での山本兄・黒枝兄と同じパターン。ただ富尾、徳田あたりの大逃げの可能性はある。
 U23年代でエリートに出るのは宇都宮の小野寺、雨澤、岡、マトリクス田窪あたり。
 ということで、確率としては日大40%、明治25%、シマノ15%、鹿屋10%、その他10%といったところか。この年代は積極的な選手が多いのでレース展開が楽しみ。

女子

 與那嶺80%、梶原10%,吉川・西・唐見・福田で10%といったところ。起きよ、アクシデント!

男子エリート

 地力としては別府が圧倒的なわけだけど、今回はサポートカー、無線ありということで例年よりチームの優位性で差がつきやすい。

 このところ新しい領域に行ったように見える宇都宮阿部、ツアーオブジャパンで日本チャンピオンらしい走りを見せた相川、ヨーロッパで走るNIPPO窪木、小石、小林、JProTourで絶好調の吉田、キナンの山本あたりが強そう。
 パーセンテージで言うと別府50%、小林20、阿部15、山本8%、窪木、小石、吉田で5%、その他2%といったところで。