全日本ロード2016予想

 アジア選手権の映像を見た限りでは、登りはクルマ1台分程度の道路幅。岩手や那須のような、大集団が終盤まで残るような展開にはならないだろう、力のない選手、油断していた選手はどんどん離れていくと見る。距離が短いので挽回も難しいし、逃げる側も気合を入れて逃げられる。

 で、以下カテゴリーごとに。

U23

 日本大学、鹿屋体育大学、シマノの激しいチーム戦を期待。

 日本大学は岡本隼が力をつけてきている。片桐、草場も展開次第ではありうる。なにしろ人数が多い。
 鹿屋体育大学は徳田中、山本弟を軸に、スプリントに持ち込むなら黒枝。展開次第で馬渡、富尾あたりも。大穴で徳田末の大逃げ。
 シマノは秋田、小橋、横山の3人が展開次第か。他の選手もアシストとして優秀。チーム力としては一番だろう。レースの展開に合わせての作戦の打ち方が悩ましいところ。

 他に有力どころは宇都宮小野寺、明治松本、早稲田孫崎、弱虫岡あたり。

 故障続きの中からやっとで復活したシマノ西村が優勝とかなったら泣くけどな。

 で、毎年恒例のパーセンテージで行くと、徳田20、岡本18、秋田12、小橋10、横山9、山本9、松本6、岡4、その他12と言ったところか。

 ディフェンディングチャンピオンになるはずの中井路雅は弟唯晶とともにエリートに出場する。他に宇都宮雨澤、EQADSの大多数もエリート。まだ資格があるはずの4年前のジュニアチャンピオン高志はエントリーしていない。U23のうちはU23に出場して欲しいんやけどなあ。

女子

 女子は人数が少ないのでコース幅の影響はあまりない。まあ順当なら萩原と與那嶺となるけど、今回はオリンピックの出場権がかかっている。そのうえ萩原は故障明け、というか本当に開けているのかも不明。
 となると2人+もう一人可能性を残す金子との3人でのにらみ合いが必至の中で、梶原が逃げを打てばあっさり決まる可能性だってある。もちろん独走力も十分。同じような展開に持っていける可能性のあるのは福田。2人で逃げてくれないかな。

 パーセンテージで行くと梶原37、與那嶺30、萩原20、福田7、坂口3。その他3。個人的には千佳ちゃん頑張れ。

エリート

 ワールドツアーチーム所属の別府、新城はエントリー無し、オリンピック出場に備える窪木も回避。

 ジロを完走した山本はかなり疲労が溜まっているんじゃなかろうか。

 で、候補はと考えると、UKYO畑中、宇都宮増田、阿部、大久保、マトリクス土井、愛三中根、伊藤、BS西薗、内間・・・、あれ、群雄割拠と思ったけど、意外と少ない。

 パーセンテージで行くと増田17、畑中17、土井15、中根10、西薗8、阿部5、内間5、山本5、その他18。距離が短いだけに意外な結果の可能性もある。

とはいえ

 このところ、全日本で意外な結果はない。当然勝つだろうと思われた選手、勝つだけの力はあると思われている選手が勝ってきた。距離とか場所とかいろいろツッコミどころ満載の全日本だけど、順当な結果になるものと信じている、というか願っている。