当日シマノのテント下に土井の姿を見つけ、レーシングと連携することが見えた時点で、土井の優勝は70%だと思った。そもそも250kmのレースを経験したことのある選手が何人おんねん、てな話でもあるが。
レースはずっと土井を中心に回り続ける。どのチームも積極的に仕掛けることはできない。終盤までゆったりペースで進む。
最終周回に満を持して仕掛けて人数を絞り、見るからに余裕のある状態でスプリント。強かった。
もし強豪チームがもう少し早く仕掛けたところで、やはりシマノのチーム力と土井自身の力で蹴散らされていたんじゃなかろうか。
去年も思ったけど、愛三って序盤〜中盤で集団コントロールに力を使い過ぎじゃなかろうか。もっと放置してもよさそうに思うんだけど。早々と4駒もなくしてしまったし。BSみたいな振る舞いもありじゃないのかな。
エリートの最優秀オトコマエ賞はシエルヴォ奈良の中西重智にあげたい。というか、シエルヴォ奈良がオトコマエ。「完走は無理だから逃げに乗る作戦」と言っていたらしいが、見事に実現。今年はJSPORTSで中継されることになったし、プロチームとしてこんな選択もありだと思う。
もちろん宇都宮ブリッツェンの中村誠もかっこよかったけど。