美ヶ原へ

 いってみたいと思っていたところに行くシリーズ(?)で美ヶ原へ。高校の修学旅行で宿泊して(いま思うと、あの時代になぜこんなところに泊まったのかわからない。東京のテレビ放送が映って興奮したことだけ覚えている)、その後ツール・ド・信州2004のお手伝いで通過したがいずれも記憶に薄いので思い出を固めに。

 桂川駅6時の電車に乗る。新幹線からしなのへの乗り継ぎ切符が買えなかった(以前は買ったことがあるんだが)。名古屋で乗り換えて指定を買おうとするが、満席だったので自由席へ。自由席は意外と空いていた。うつらうつらとしたり、kindleアプリで読書したりしながら松本到着。組み立てて、水を補給して出発、と想ったらフロントブレーキが効いていない。どうやらそれまでブレーキの部分のアウター受けにちゃんとはまっていなかったもよう。ステム交換してケーブルの長さがやや足りないのが原因か。なんだか怖いので、よく確認して、本体側でアジャスト。

 そこからはあらかじめ調べておいたルート沿いに県道67号線アザレアラインを走る。緩やかな登りだが、時々激坂が現れる程度。アザレアラインと県道が分離するところは県道を進むプラニングをしていたが、なんか道が寂しいのでアザレアラインを進む。だんだん坂が厳しくなり、2度ほど休憩して、最後のだめ押し激坂のあと美ヶ原少年自然の家のところでほぼ扉峠と同じ標高1600mに到達。ということはここからは緩やかな登ったり下ったりかとひと安心。ここからは距離はあったが、こうばいもさほど厳しくなく、やがて扉峠へ。県道67号線からの合流地点は閉鎖されていた。

 ここからはビーナスライン県道460号を100m下って400m昇る。まずは快調に下ってから、県道178号線と合流するあたりから登り再開。もう見るからに厳しそうなつづら折り。いざ登ってみると想定よりも遥かに厳しい登りが時々現れる。インナーロー(30×30)に落とすが、たまらずいきなり2つ目のカーブで休憩。さらに登って2度めの休憩。空気が薄いのでなかなか呼吸が元に戻らない。戻らない中で「こんな坂を登らせたid:jkondoはサドやな。いや、自分で登りたかったんだからマゾか」とかどうでもいいことを考えてた。さらに、頂上手前、見えていて勾配もゆるくなったところでもたまらず休憩。それでもまあなんとか到着。ピークを超えると北風で寒い。

 このへんで昼食にしようと思ったが、大きなレストランは閉鎖されていて、美ヶ原高原美術館の売店・レストランに行ってみる。レストランは炭水化物食がほとんどなのでパス。でも売店では「もしかして低血糖になっているかも」と思ってソフトクリームをいただく。止まったあとで、汗もかいているのでアウトドアは寒い。さらに水分補給でアイスコーヒーも頼んだけど、こちらは屋内でいただく。facebookでチェックインしたらid:masahikomifune2のチェックインが。ブルペで真夜中にここを逆から登ってくるって、今さらながら驚く。


 写真撮影して、レインジャケットをウィンドブレーカ代わりに着て、県道464号線を下り始める。勾配きつい、路面悪い、木漏れ日で路面見えにくい、寒いの4重苦。しまいには左手中指の感覚がなくなり、途中でストップして、白樺林の記念撮影がてら、指をサイクルパンツの中につっこんで温める。ある程度感覚が戻り始めてから再スタート。

県道62号線にぶつかる頃には暑いほどに。ここまで下らせてまた王ヶ鼻まで登らせるid:jkondoはやっぱりマゾだと思った。そこからは走りやすい下り基調の道。R152に合流して左折、R18手前で旧北国街道を曲がり、海野宿に。雰囲気が残っていて、観光地のあざとさも少なく、いい感じ。

 さらに旧道を田中駅まで行く。ちょっと痕跡があるとのことだったが、わからない。通りすがりのJKに聞いてみるがわからない。それでもなんとかたどり着いた。民家やん。

 そのあとは千曲川の左岸に渡り、県道40号を進む。アップダウンの少ないいい道だと思っていたが、小諸の直前に右岸に渡ったところで河岸段丘の激坂を登らされるはめに。

 小諸は3度め。一応記念撮影。

 日も傾いてきたので、宿へ急ぐ。暗くなる前に宿に到着。地下の駐車場に停められた。

 チェックインして、選択してから夜の街へ。1年前のふりの客を覚えていたとは、さすがプロやわ。

 翌日の天気予報は雨もように急に悪転。