スタートまで
琵琶湖一周、略してビワイチにトライ。随分昔、8月16日の五山の送り火の日に時計回りに走って以来。今回は反時計回りと決めている。あとはお気楽に走ることが目標。さらに、ちょっとそれと反するようだが、写真を撮るための停止は最低限に。
朝5時に起きて、食事して、クルマに自転車を積んでスタート。京都南から大津まで高速道路に乗って、NHK大津放送局のそばのコインパーキングに駐車。
近江八幡まで
またがった瞬間、「うわっ、サドル高っ!」、走りだすと「前傾きつっ!」と。ちょっと乗ってないとすぐ戻るもんだと関心。走っているうちにだんだんなじんでくる。
近江大橋を渡り、湖岸道路に出て、ほとんどフラット。意外とこのエリアは長い。琵琶湖大橋のたもとで久々の信号停車。股間が痺れている。平地でしびれるのは異例。まったくポジション動かさんからか。手のひらも時々しびれる。これはいつものこと。
ビワコマイアミランドを過ぎたあたりから風が出始める。北西の横風。マイアミランドのそばのローソンの次のコンビニで休もうと思っていたら次がなかなかなく、近江八幡市に入ってしばらくしてからローソンで休憩。
木之本まで
好調と思ったが、この休憩の後急転。まずは風が強くなる。さらに腿全体がじんじんしびれるような疲労感。平地をひたすら走っている時に出てくる症状。たまらず10kmほど走ったところの木陰で休憩。じっくり休もうと思っていたが、ほどほどのペースの団体さんが通過するのを見て、ペースメーカーにしようと追いかけ始める。これがまたほどよいペースだったので、後から少しずつ抜いていって、トンネル手前で全員をパス。だが、目標がなくなった途端にモチベーションの低下が体調に出てくる。腿が攣りそう。首が上がらず、怖いなあと思いながらも5mくらい前を見ながら走るしかない。気分はフルーム、って、全然ちゃうがな。
木之本でお昼の大休憩
それでもなんとか木之本まで到着。少しR8を東に戻って、食事する場所を探す、が、お好みの地場喫茶店が見つからないので、平和堂の2回のレストランはとへ。
座って、豚の生姜焼き定食を注文。水をがぶ飲み。しんどくってため息のような深呼吸がとまらない。脚はじんじんとしびれているまま。冷房が効いているはずだが、この寒がりの私が寒さを感じない。メニューでパタパタとあおぐと気持ちいい。食べ物も美味しそうな感触がしないし、一口ずつ食べるのがやっと。
そんな状態だったが、あおいでいるうちにかなり楽になり、脚のしびれもだいぶ楽になった。食欲も徐々に復活、冷房を寒感じるようになった。どうやら熱射病だったようだ。外気は29度程度だったんだが。
さらにドラッグコーナーでバームパウチを買って摂取、日陰(非冷房ゾーン)でうとうとと仮眠。
今津まで
ここからは西へ。距離的にもちょうど半分くらいのはず。風は強くなっているが、海津のあたりまで行けばあとはずっと追い風のはず。
トンネルを2つ抜けて、登ってから岩熊トンネルを抜ける。岩熊トンネルは第二トンネルができていたが、けっこう年月はたっているような感じだった。
下りきってからは大浦から湖沿いに。最近通行止めになったニュースを聞いたが、特に標識もないので進む。そのうち片側通行という標識がでてきて一安心。
海津からは期待通りに追い風。ほとんど気分はサラ脚。大津までの距離表示も始まるが、eTrexの表示に足しても176kmにしかならない。ビワイチは180kmちょいと記憶していたけど、トンネルが増えたぶん縮まったのか?
追い風と体力回復で順調に進み、今津のセブンイレブンで休憩。休憩しているうちに筋肉が冷えたのか、腿に軽いじんじん感が戻ってきた。
近江舞子まで
そのじんじん感は走りだしてすぐに消える。
途中からはR161バイパス。自転車走行禁止の標識もなかったので。くどい天井川をパスできるのでありがたい。旧高島町のあたりでバイパスは終了、天井川も復活する。自動車は大渋滞で、その隣を抜いていく。北小松で再びバイパスが始まるが、ここから南は自動車専用道路なので、本道をいく(自転車通行可でも、あんなアップダウンの多い道は走りたくないが)。
北小松から最初のコンビニで休憩しようと考えていたが、意外と少ない。撤退したらしき跡はある。結局近江舞子のセブンイレブンで。
しかしここに限らず、琵琶湖で遊んだらしくクルマがくるとかならずゴミをコンビニのゴミ箱に捨てるのってどうよ。山形でも似たような光景見たなあ。
ラスト
ちょっと休んで再スタートしようとするが、立ち上がると腿がじんじん状態になる。もう少し休んでみるが、あまり変わらないので「走り出したらなんとかなるんちゃうか」と思ってスタート。で、予想通りすぐに解消。一方、序盤に悩まされた股間や手のひらのしびれは皆無。からだが慣れたのか?
次は坂本のあたりでと考えていたが、信号が多くてそこそこ休憩ができること、変に休むとかえって疲労がたまりそうなことから、ゆっくりとそのまま最後まで走ることにする。
ということで、無事、というか、結果オーライで到着。
帰路は自動車で1時間弱。特に眠くもならず。帰宅後の体重は変化なしだった。
マンホールの写真からすると前回のビワイチは1998年8月14日。8月16日だったのは前々回だったか。
地図と写真 琵琶湖一周