Lost Baggage

 素泊まりの宿だったので、近くの24時間営業のマクドで朝食。ツーリング中に使わない荷物をコインロッカーに預けようと思ったが、バスターミナルにはなし。今日宿泊の宿に預けようかとも思ったが、まあええかとそのまま持って走る。

 朝はさすがに少し肌寒いが、天気はいい。時計回りに進む。今日は草取りの日らしく、広いエリアで地元の人が草刈機を動かしている。

 中田の集落のあたりでeTrexが電池切れ。電池を交換したついでに、ちょいとリアバッグをはずして、異音が気になるクランクを増し締め。

 そこから少し進んでから登り。阿津木峠も軽快に登って、国道に出て、河浦を通過して、崎津天主堂で小休憩。大分の人には耳に馴染んでいるアルメイダさんゆかりの教会だそうな。近くの店で杉ようかんをいただく。

 そこからはしばらくアップダウンとトンネルの続く道。トンネルは明るいし、路面もいい。順調に昼前に鬼海ヶ浦展望所に到着。バイキングレストランもあるし、ここで昼食に。で、チェーン上をかけようとして気がつく。リアバッグを置いてきてしまったと。崎津で鍵をかけようとしなかったのも、トンネルが明るくてライトをつける必要も感じなかったのも災いした。写真を見返してみても、中田の集落の水門のところに置き忘れてきたことは確実。どうりで登りが軽かったはずやわ。

 とにかく食べるもんは食べとかなアカンとここで食べながらリカバリーを考える。下田温泉からショートカットで中田までいくのがよさそう。

 当然山越えがあるが、距離も勾配もあまりなさそう。でもやはり登りは時間がかかる。1時間半ほどかかって現場へ。しかしバッグはない。近所の人にきいみてもわからない。目撃情報はあるがその後は不明。降板に電話してみると本渡署に転送になっていて、聞いてみるがやはりそれらしきものはないと。ただ「自転車用のバッグ」という説明は手提げのバッグを想像されてしまったのかとあとで考えた。「布製の黒くて四角い箱見たなやつ」とかいうてみた方がよかったかも。
 貴重品はないし、着替えは調達できそうなので気を取り直して本渡に向かう。途中派出所にもよってみたが、無人だし、それらしいものも置かれてなかった。そのあと一休みで自動販売機によろうとして低速でキャットアイに乗り上げて落車。幸いけがはほとんど無かったけど。

 天草瀬戸大橋を渡ってその先の温泉まで行って気分転換、と思ったがそもそもタオルがない。客も少ないので今ひとつなんだろうという感じもしたのでパス。

 本渡まで戻って必需品の調達。充電池もリアバッグの中だったので電池切れが怖くて店の検索も恐る恐る。NABCOで充電器を購入、そのあとダイソーを検索してリンドマール熊本本渡店というところにあると知り、行ってみる。まずワイヤ錠を買って、鍵をかけてからゆっくり買い物。衣類はリンドマールで1,000円ちょいで買えた。他にダイソーで買うものはなかった。問題はこの着替え類を明日持ち運ぶ入れ物。紐で両肩に掛けるタイプのものは長時間だときつそうなのでパス。結局サンリブでColemanのサドルバッグを購入。2,890円。

 宿にチェックインして買ったものを開けてみると充電器にケーブルがない。再度リンドマールに行ってダイソーをチェック。なぜかUSBーMicroUSBケーブルはなく、リンドマールの売り場で購入、680円。

 再び宿に戻って洗濯。そのあとは3軒めぐる。